
コーポレートサイトを放置すると、表示不能・信頼低下・検索順位ダウン・セキュリティ被害の4つのリスクが起きやすくなります。保守運用でやるべきこと、自社対応と外注の判断基準、外注先選びのポイントまで解説します。
コーポレートサイトの保守運用について、次のような悩みを抱える方が多いのではないでしょうか。
この記事では、コーポレートサイトを放置するとどうなるのか、そして保守運用として何をすればよいのかを、専門用語をなるべく噛み砕きながら解説します。
結論として、コーポレートサイトの放置は「見えなくなる」「信頼を落とす」「検索から消える」「セキュリティ被害に遭う」の4リスクを引き起こしやすい状態です。まずはセルフチェックで現状把握 → 情報の棚卸し → 相談、の順で最初の一手を進めるのがおすすめです。
コーポレートサイトを放置すると、まず更新の止まった情報から顧客の信頼が徐々に失われ、その先には検索順位の低下やセキュリティ被害まで発展することがあります。
これらのリスクは互いに関連しており、放置期間が長くなるほど複数が同時に顕在化しやすくなります。
まず起きやすいのは、ドメインやSSL証明書(サイトの通信を暗号化する仕組み)の期限切れです。期限を過ぎるとサイトそのものが表示されなくなったり、ブラウザに「保護されていない通信」の警告が出てしまいます。
コーポレートサイトは会社の「顔」です。名刺交換の後や商談の前後など、多くのビジネスシーンで相手は検索してサイトを確認します。会社概要・実績・料金が古いままだと、閲覧した顧客に「この会社は今も活動しているのだろうか」と不安を与えてしまいます。この影響は顧客だけにとどまらず、採用候補者や取引先にも及びます。更新が止まったサイトは「管理が行き届いていない会社」という印象を与え、採用応募数の減少や取引先からの信用低下といった形で、機会損失につながっていきます。
検索順位が下がると、社名や事業内容で検索した顧客に、自社が候補として認知されにくくなります。インターネット検索は多くの人にとって情報収集の主要な手段であり、検索結果に出てこない会社は比較・検討の候補にすら入りにくいのが現状です。
なお、SEOの基本を知りたい方は「SEO(検索エンジン最適化)とは?仕組みと最初の5ステップをやさしく解説」も、生成AI時代の検索対策を知りたい方は「AIOとは?SEO(検索エンジン最適化)との違いと今すぐ始められる対策を解説」もあわせてご覧ください。
さらに深刻なのがセキュリティ被害です。CMS(サイトの中身を編集する仕組み)やプラグインを更新しないまま放置すると、脆弱性を突かれてサイトの改ざん・情報漏洩・別サイト(詐欺サイトなど)への誘導といった被害につながる可能性があります。IPAが毎年公表している「情報セキュリティ10大脅威」でも、システムの脆弱性を突いた攻撃は組織向けの脅威として継続的に取り上げられており、CMSやプラグインの更新を怠ることはその典型的な原因のひとつです。
参考:IPA『情報セキュリティ10大脅威2026』https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2026.html
「見られていないから被害はない」と考えがちですが、放置されたサイトほど脆弱性を突かれやすく、気づかないうちに攻撃の踏み台にされている場合もあり、放置期間が長いほど、立て直しにかかる費用と時間は膨らみます。
セルフチェックは、自社のコーポレートサイトが「放置状態」に入っていないかを5つの観点で自己診断する項目です。以下のいずれかに当てはまる場合は、まず現状の棚卸しから着手するのがおすすめです。
全項目クリアだったとしても、「サイトはあるが実際には使われていない」というケースは残ります。アクセス状況の確認と合わせて、月に1回でも数字を眺める習慣を持つと安心です。1つでも当てはまるなら、まず現状把握から始めるのがおすすめです。
コーポレートサイトの保守運用は、システム側(ドメイン・サーバー・CMSなど)の維持と、載せる情報(会社概要・実績・料金・お知らせ)の更新の2つを並行して回す作業です。
ドメイン・サーバー・SSLの更新管理は、コーポレートサイトが「そもそも表示される」ための土台を保つ作業です。ドメイン(サイトの住所にあたる文字列)は1年ごと、サーバー(サイトのデータを置いておく場所)は事業者やプランによって1〜3年ごとの契約更新が必要です。SSL証明書は主要ブラウザの仕様上、最長でも1年程度で更新が必要になっており、期限が切れるとブラウザに警告が出ます。
更新期限の通知は、担当者の個人メール宛に届く場合が多くあります。担当者の退職やメール設定の変更で見落とすと、突然サイトが表示されなくなる事故につながります。受信先を複数人で共有していないと、ある日突然サイトが表示されなくなる事故につながることがあります。
CMS・プラグインのバージョンアップは、脆弱性からサイトを守るためのシステム更新作業です。WordPressをはじめとするCMSは、本体とプラグイン(追加機能)に定期的なバージョンアップが提供されます。
「怖いから触らない」で放置していると、脆弱性のリスクが積み上がっていきます。触らないより、計画的に更新するほうが安全です。
載っている情報の更新は、会社概要・実績・料金・お知らせなど、顧客の目に触れるテキストを最新の状態に保つ運用です。実際の事業状況と食い違うと、閲覧した顧客が問い合わせる前に離脱する原因になります。
新しい実績が出たタイミング、料金体系を変えたタイミング、代表者や住所が変わったタイミングなど、社内で「更新すべきイベント」を洗い出して運用ルールに落とし込みましょう。「更新のネタがない」ではなく、更新すべきイベントを洗い出せていないケースがほとんどです。お知らせの最終更新日が1年以上前だと、顧客に「今も活動しているのだろうか」と不安を持たれてしまいます。
ただし、更新テキストの下書きは、生成AI(文章や画像をつくるAI)に社内の情報を渡してドラフトを作ってもらう使い方も現実的な選択肢になっています。事実確認と表現調整は社内の人が担当する形で分業すれば、社内の知見を記事化する内製ハードルは下がります。AIの出力は必ずしも正確とは限らないため、公開前に人の目でレビューする前提で運用しましょう。
更新すべきイベントの洗い出しから相談したい方は、Web制作会社に現状の棚卸しから持ちかけるのもおすすめです。
アクセス状況の確認と改善は、公開後のサイトが「どこで見られていて、どこで離脱しているか」を数字で見て次の一手に翻訳する作業です。
数字を見るのが目的ではなく、次の月の改善アクション(お知らせの追加・古いページの書き直し)に翻訳することが重要です。 数字を「見るだけ」で改善行動につながらないと、確認する時間そのものが無駄になってしまいます。
バックアップとトラブル対応は、想定外の事故が起きたときにサイトを復旧させるための備えです。定期的なバックアップ(サイトのデータを別の場所に保存しておくこと)と、トラブル発生時の連絡先・復旧手順を事前に決めておくと安心です。
「制作会社に任せているから大丈夫」と思っていた契約に、バックアップが含まれていないケースもあります。契約書に含まれる保守範囲を一度確認しておきましょう。「誰に連絡すればいいか分からない」状態を作らないよう、契約先・ログイン情報・緊急連絡先を社内で共有しておきましょう。
保守運用を自社でやるか外注するかは、社内にWeb担当者が1人以上専任でいるかどうかで判断すると、迷いにくくなります。
ドメイン管理・SSL更新・CMSバージョンアップは、専門知識が必要な作業です。自社対応だと担当者の負荷が高く、知識も属人化しがちです。担当者が退職すると、ログイン情報やパスワードが誰にも分からなくなる、というのが典型的な失敗パターンです。
一方で、外注のメリットは、トラブル時の初動が早く、更新の型(誰が・いつ・何をやるか)を作りやすいことです。「情報の更新は自社、システム側は外注」というハイブリッドの分業も一案です。たとえば、会社概要や実績の文言修正・お知らせのドラフト作成は社内で回しやすい範囲です。一方でSSLの更新やCMSのバージョンアップは、外注に一任してしまうほうが安全なことも多くあります。
判断軸は、社内にWeb担当者が1人以上専任でいるかどうかです。 専任担当者がいないなら、情報更新も含めて外注に寄せてしまうほうがおすすめです。ただし、AI活用で情報更新の内製ハードルは下がっており、専任担当者がいなくても情報更新は社内で回し、システム側だけ外注する分業も選べます。
Rabeeも、制作だけにとどまらず保守運用まで対応しています。自社でやるか外注するか迷ったら、まず現状を伝えて切り分けから相談するのもおすすめです
お問い合わせはこちら外注先選びで見るポイントは、契約範囲・窓口・費用の内訳・トラブル時対応・一緒に育てる姿勢、の5つに絞ると比較しやすくなります。
この5つを裏返すと、コーポレートサイトの保守運用でよく見かける失敗パターンが見えてきます。
いずれも、契約時や運用開始時に「誰が何を、どの頻度でやるか」を書面で決めておけば防げたはずのポイントが抜けたことで起きます。制作会社に依頼する際は、契約範囲の明文化と、社内でのログイン情報・契約書類の共有をセットにしておきましょう。そうすれば、担当者の退職や引き継ぎ時にもサイトが宙ぶらりんになるリスクを下げられます。
社内の担当者が変わっても運用が止まらないよう、契約範囲や共有ルールを一緒に整理したい方は、Web制作会社に相談から始めるのもおすすめです
お問い合わせはこちら最初に起きやすいのは、ドメインやSSL証明書の期限切れによるサイト非表示やブラウザの警告表示です。次に、情報が古いことで顧客に「今も活動しているのだろうか」と不安を持たれ、問い合わせが減っていきます。検索エンジンからの評価も下がるため、社名や事業内容で検索しても自社サイトが上位に出てこなくなります。
費用はサイトの規模・CMSの種類・更新頻度で大きく変わります。目安として、保守(システム側の維持)だけなら月数千円程度から、情報更新まで含めた運用込みのプランだと月数万円程度になることもあります。費用の安さだけで判断すると、いざ更新する段階になって別料金請求のトラブルにつながる場合があります。
最初にセルフチェックで、自社サイトが放置状態かどうかを確認しましょう。次に、ドメイン・SSL・CMSの契約状況と、会社概要・実績・料金の情報鮮度を棚卸ししましょう。社内だけで判断がつかない項目がある場合は、Web制作会社に現状を伝えて相談から始めるのがおすすめです。まずはセルフチェック → 現状棚卸し → 相談、の順で進めましょう。
Rabeeは、コーポレートサイトの保守運用や集客改善に伴走するWeb制作会社です。何から手を付ければよいか整理したい方は、まずは現状の棚卸しからともに整理しますので、ぜひRabeeにご相談ください。
なお、検索結果に自社サイトが出てこないとお悩みの方は「自社のホームページが検索で出てこないときに見直す3つのポイント」も、アクセス解析の基本を知りたい方は「グーグルサーチコンソールとは?使い方と登録方法をやさしく解説」もあわせてご覧ください。
まずはRabeeにご相談ください
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