ホームページは何で作る?StudioやWordPressの違いと選び方

ホームページは何で作る?StudioやWordPressの違いと選び方

ホームページは何で作る?Studioなどのノーコードツール、WordPressなどのCMS、プログラムを書いて作る方法の違いを比較。公開後に誰が更新するか、どんな機能が必要かの2つの軸で、自社に合う作り方の選び方を解説します。

目次

ホームページを制作会社に頼もうとしたとき、次のような悩みを抱える方が多いのではないでしょうか。

  • 「Studioで作ります」と提案されたけれど、自社に合っているのかわからない
  • StudioとWordPressの何が違うのか、どちらを選べばいいのか迷う
  • 「AIで作ります」と言われても、結局何で作るのかがよくわからない

この記事では、ホームページの主な作り方の違いと、自社に合う作り方の選び方を解説します。

結論を先にお伝えすると、会社のホームページでよく使われる作り方はノーコードツール、WordPressなどのCMS(サイトを更新するための管理システム)、プログラムを書いて作る方法(フルスクラッチ)の大きく3つです。選ぶときは「公開後に誰が更新するか」と「どんな機能が必要か」の2つを軸にすると、迷いにくくなります。

よく使われるホームページの作り方は大きく3つ

会社のホームページでよく使われる作り方は、何を土台にサイトを作るかで大きく3つに分けられます。土台によって、制作の費用だけでなく、公開後の更新のしやすさや保守の手間も変わります。

作り方 主な例 向いているサイト 気をつけたいこと
ノーコードツール Studio、Wix 会社やサービスの紹介が中心 複雑な表現や絞り込みは更新が難しくなりやすい
CMS WordPress 記事を多く出す、機能を足していく 本体やプラグインの更新が要る
プログラムを書いて作る(フルスクラッチ) ― 独自の仕組みが必要、更新のしかたを業務に合わせたい 日々の更新は社内で、機能の追加は制作会社に頼む

「AIで作ります」は作り方ではなく道具

AIは、作り方の種類ではなく、どの作り方でも作業を早く進めるための道具です。生成AI(文章や画像を自動で作るAI)を使えば、デザインのたたき台、ページの文章案、コーディングなどを、以前より短い時間で作れます。たとえばStudioは2026年9月に、ヒアリング内容からデザイン案まで自動で作る機能「Studio.Assistant」の正式版をリリースしました(Studio「Studio.Assistantの正式リリース」)。

そのため、「AIで作ります」という提案は、制作費を抑えられる理由にはなります。ただし、公開後の更新のしやすさや保守の手間は、AIではなく作り方で決まります。提案でAIの話が出たら、「何で作るのか」もあわせて聞いてみるのがおすすめです。

どんなAIツールがあるかは、AI時代のWeb制作クリエイティブツール活用法は?発注者向け選定・導入ガイドで紹介しています。

ノーコードツール(Studio・Wixなど)が向いているサイト

ノーコードツールは、専門知識がなくても画面上でサイトを組み立てられるサービスです。Studio(スタジオ)、Wix(ウィックス)などがあり、「Studioで作ります」という提案は、この作り方のことです。会社やサービスの紹介、採用情報など、情報を伝えることが中心のサイトに向いています。

デザインがそのままサイトになるので、コードに組み直す工程が要らず、制作費を抑えやすくなります。サーバー(サイトのデータを置いておく場所)の管理はサービス側が行うため、保守の手間もほとんどかかりません。お知らせや実績の追加も、管理画面から社内の担当者が直接できます。Studioの場合、ビジネス利用向けのBusinessプランは年払いで月3,980円です(Studioの料金プラン、2026年10月時点)。

StudioやWordPressは利用者が多く、使い方を解説した動画や記事もたくさんあります。更新の操作でわからないことがあっても、社内で調べて解決しやすいのも利点です。

Studioで気をつけたいこと

Studioで気をつけたいのは、決まった型にない機能が作りにくい点です。Studioの公式サイトでも、会員限定ページやEC(ネット販売)の機能には対応していないと案内されています(Studio「WordPressから、保守のいらないサイト運用へ」)。予約や決済が必要な場合は、外部のサービスと組み合わせる形になります。決まった型の中で複雑な表現や、条件での絞り込みなどを実現しようとすると、作れたとしても管理画面の構造が複雑になり、更新する方の負担が大きくなりがちです。

また、サービスの上でサイトを動かすため、Studioの料金や仕様が変わったときはその影響を受けます。今は情報を伝えるだけでも、数年以内に機能を足す予定があるなら、最初にその予定を制作会社に伝えておくと、作り方を選び直す手間を減らせます。

WordPressなどのCMSが向いているサイト

CMSは、サイトの中身を管理画面から更新できる仕組みです。代表的なのがWordPress(ワードプレス)で、プラグイン(機能を追加する部品)を組み合わせて、お問い合わせフォームや予約などの機能を足しやすいのが特長です。ブログやお役立ち記事を多く出したいサイトや、機能を少しずつ増やしていきたいサイトに向いています。

WordPressで気をつけたいこと

WordPressで気をつけたいのは、サーバーの管理や、本体・プラグインの更新を自社か制作会社が行う必要がある点です。IPA(情報処理推進機構)も、CMSなどに弱点が見つかった場合は、適宜バージョンアップなどの対策が必要だとしています(IPA「安全なウェブサイトの運用管理に向けての20ヶ条」)。プラグインを重ねるほど管理画面が複雑になり、更新の難易度が上がることもあります。

更新を放置すると、安全面の心配が出てきます。制作費とは別に、公開後の保守の費用も見ておくと安心です。保守の進め方は、コーポレートサイトを放置するとどうなる?保守運用の始め方を解説で紹介しています。

WordPressからStudioに移すという選択肢

WordPressからStudioに移すという選択肢は、保守の手間が負担になっていて、サイトの機能がシンプルな場合に向いています。サーバーやプラグインの更新がなくなるので、公開後の保守の手間を減らせます。

Studioには、WordPressの投稿記事や固定ページ、カテゴリー、タグなどを取り込む機能があります。ただし、デザインや設定はそのまま移らないため、ページの見た目は作り直しになります。

移す前には、今のサイトで使っている機能を確認しておくと安心です。予約や会員登録などをプラグインで動かしている場合は、Studioでは同じように作れないことがあります。リニューアル全体の進め方は、Webサイトリニューアルのやり方は?進め方の5ステップとパートナー選びのポイントで紹介しています。

プログラムを書いて作る方法が向いているサイト

プログラムを書いて作る方法は、決まった土台を使わず、サイトの仕組みをオーダーメイドで作る作り方で、「フルスクラッチ」とも呼ばれます。料金の計算、予約の受付、社内のシステムとの連携など、決まった型にない仕組みが必要な場合に向いています。デザインも機能も自由に決められる一方で、ページのレイアウトや機能を変えるときには専門の知識が要るため、制作会社に依頼する形になります。ただし、お知らせやブログなど日々の更新は、更新用の管理画面(CMS)を組み合わせて、社内でできるようにするのが一般的です。

フルスクラッチは「費用が高い」「大きな会社向け」というイメージを持たれがちですが、最近はAIを使ってコーディングや動作の確認を進められるようになり、期間や費用を抑えて作れる場面が増えています。更新する項目や管理画面の使い勝手まで実際の業務に合わせて設計でき、公開後に機能を足していくときにも柔軟に対応しやすいため、StudioやWordPressの型では少し窮屈に感じる場合の選択肢として、以前より身近になってきています。

もちろん、会社の紹介や問い合わせの受付が中心で、手軽に更新できれば十分というサイトであれば、StudioやWordPressで十分なことも多くあります。作り方ごとの費用の目安は、コーポレートサイト制作の費用相場は?小規模・中小企業向けに目的別で解説でまとめています。

自社に合う作り方を選ぶ2つの軸

1. 公開後に、誰が、何を、どれくらい更新するか

公開後の更新は、作り方を選ぶうえでいちばん大事な軸です。月に数回お知らせや実績を追加するだけなら、社内の担当者が管理画面から直せるノーコードツールが向いています。ブログを週に何本も出したいなら、記事を書きやすいCMSの方が続けやすくなります。

更新が多いなら、社内で更新できる作り方が向いています。更新が少なければ、制作会社にその都度頼む形でも問題ありません。誰がどれくらい更新するかを先に決めておくと、作り方が自然に絞られます。更新する方の使いやすさまでこだわりたい場合は、管理画面まで業務に合わせて作れるフルスクラッチも、選択肢の1つとして検討してみてください。

2. どんな機能が必要か

必要な機能は、作り方を選ぶもう1つの軸です。情報を見せることが中心ならノーコードツール、機能を少しずつ足していきたいならCMS、独自の仕組みが必要ならプログラムを書いて作る方法が向いています。

こんな場合 合いやすい作り方
会社の紹介が中心で、社内で月に数回更新したい ノーコードツール
記事を多く出したい、機能を足していきたい WordPressなどのCMS
料金の計算など、独自の仕組みが必要 プログラムを書いて作る

作り方は、自社だけで決める必要はありません。提案を受けたら、「なぜこの作り方なのか」「公開後の更新はどうするのか」を聞いてみると、自社に合っているかを判断しやすくなります。目的と更新の体制を伝えたうえで、作り方から一緒に考えてくれるWeb制作会社に相談するのもおすすめです。

Rabeeでは、目的に合わせて作り方から一緒に選びます

Rabeeでは、作り方を先に決めず、公開後に更新する方と必要な機能を伺ってから、作り方を一緒に選んでいます。Studioで十分な場合はStudioを、更新のしかたや機能を業務に合わせたい場合はフルスクラッチをご提案しています。なかでも、管理画面まで業務に合わせて設計するフルスクラッチの開発は、Rabeeが得意とするところです。Studioでもフルスクラッチでも、AIを活かして制作を進め、「誰に何を伝えるか」の設計に時間をかけています。

Studioで、社内で更新しやすいサイトを作る

Studioでの制作は、Rabeeが多く手がけている作り方の1つです。お知らせ、ブログ、実績など、社内で更新したい場所を管理画面にまとめ、公開後に担当の方が迷わず更新できるよう、管理画面の使い方までフォローしています。

Studioで対応できること・できないことも、最初にお伝えしています。あとから機能を足したくなった場合も、作り方から一緒に考えるので安心です。

ゲーム・アニメ領域のエンタメ制作会社であるGamchewのサイトでは、コストと制作スピードを両立しながら、ニュースやブログを管理画面から更新できる形にしました。

Gamchewのサイトのトップページ

WordPressからStudioに移すリニューアルにも対応しています。ゼロマチクリニック天神のサイトでは、WordPressからStudioへデータを移し、お知らせやお役立ち記事をスタッフの方が簡単に更新できる形にしました。

ゼロマチクリニック天神のサイトのトップページ

料金シミュレーションのような仕組みを、プログラムを書いて作る

料金の計算のような、決まった型にない仕組みが必要な場合は、フルスクラッチで作る方法をご提案しています。鳥取ガスのenetopia電気料金シミュレーターでは、今の契約内容や電気料金から使用量を計算し、エネトピアでんきのプランと比べられる仕組みを作りました。料金を計算する仕組みづくり、利用者への質問の作成、計算結果の検証にAIを活用し、期間と費用を抑えて形にしています。

enetopia電気料金シミュレーターのトップページ

自社にどの作り方が合うのかわからない段階からでも、お気軽にご相談ください

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まとめ:作り方は「更新する人」と「必要な機能」で選ぶ

会社のホームページでよく使われる作り方は、ノーコードツール、WordPressなどのCMS、プログラムを書いて作る方法の大きく3つです。AIはどの作り方でも使われる道具で、公開後の更新のしやすさや保守の手間は作り方で決まります。StudioやWordPressの型では窮屈に感じる場合は、フルスクラッチも以前より身近な選択肢になっています。

選ぶときは、公開後に誰が更新するかと、どんな機能が必要かの2つを軸にするのがおすすめです。作り方は自社だけで決めなくても、目的を伝えて制作会社と一緒に選べます。

ホームページの作り方Q&Aサマリー

Q1. StudioとWordPressは、どっちがいいですか?

会社やサービスの紹介が中心で、社内で手軽に更新したいならStudio、記事を多く出したい、機能を足していきたいならWordPressが向いています。どちらが良いかは、公開後に誰が更新するかと、どんな機能が必要かで変わります。

Q2. Studioのデメリットは何ですか?

会員限定ページやEC(ネット販売)の機能に対応しておらず、予約や決済は外部のサービスと組み合わせる必要がある点です。また、サービスの料金や仕様が変わったときはその影響を受けます。数年以内に機能を足す予定があるなら、最初に制作会社に伝えておくと安心です。

Q3. WordPressからStudioに移行できますか?

移行できます。投稿記事や固定ページなどはStudioに取り込めますが、デザインは作り直しになります。サーバーやプラグインの更新がなくなるため、保守の手間を減らせます。ただし、予約や会員登録などをプラグインで動かしている場合は、Studioでは同じように作れないことがあるため、今のサイトで使っている機能を確認してから検討するのがおすすめです。

Q4. 「AIで作ります」と言われたら、安くなりますか?

AIで作業を早く進められるので、制作費は抑えやすくなります。ただし、AIは作り方ではなく道具なので、公開後の更新や保守の手間は作り方で決まります。「何で作るのか」もあわせて確認すると安心です。

Q5. 作り方は自分で決めないといけませんか?

自社だけで決める必要はありません。公開後に誰が更新するかと、どんな機能が必要かを伝えれば、制作会社と一緒に作り方を選べます。

Q6. フルスクラッチは高いのではないですか?

以前は費用も期間もかかりやすい作り方でしたが、AIでコーディングや動作の確認を進められるようになり、以前より抑えて作れる場面が増えています。StudioやWordPressの型では更新しにくい、あとから機能を広げたいといった場合は、見積もりを比べてみるのもおすすめです。

Rabeeは、Studioでの手軽なサイト制作から、業務に合わせたフルスクラッチの開発まで、目的に合わせて作り方を選べるWeb制作会社です。自社にどの作り方が合うのか整理したい方は、ぜひRabeeにご相談ください。公開後も使い続けやすいサイトの形を、ご一緒に考えます。

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